昨日は
子供達の空手の全国大会
澤井家の一年で一番のビッグイベントでした。
去年の国際大会から
あっという間の1年でした。
長男天心が中学2年生男子中量級で3位
長女シュシュが6年生女子軽量級で2位
2人とも初の全国大会初入賞で
初のAユース
トップクラスに君臨出来た1年も最後の日
そして新たなる1年がどうなるのかのスタートの日
今年からは各学年、各階級で
優勝と準優勝の2人しかAユース枠がなくなり
入賞したとしても3位4位はAユースには選ばれないと言う過酷な
Aユース争奪戦
しかも去年から
新極真会の全国大会、国際大会というカテゴリーから
全日本生空手道選手権になったため
新極真会というよりは
新極真会主催の
極真空手ルールの全国大会という位置付けになり
極真空手のすべての流派が集結
新極真会もその流派の一つでしかなくなり
こちらの見方からになると
他流派の選手たちが多くを占める大会となりました
特に他流はからは
その流派のトップ達が集まり
そのトップ達が
今まで目指していた頂点が
JKJOという
極真空手の流派を問わず日本一を決める大会で
その
頂点を獲った選手達もゴゾって集まった大会
日本で一番大きい大会
頂点の中の頂点を決める大会となったこの大会は
なんと今年
2318人の選手がエントリー
真の日本一を決めるにふさわしい大会となりました。
結果から言うと
各学年、各階級
以前とは違い
他流の優勝、準優勝が目立つ結果となりました。
これはとても良いことだなと
どの流派が強いとか
どの流派のチャンピオンの方が強いではなく
文句なく極真空手の垣根をなくし真の日本一が決まる。
誰が一番強いのかが
はっきりする素晴らしい大会だったと思います。
と言うなが〜い前置きはこれくらいにしまして
本題
澤井家からは
天心が 中学3年生男子重量級
シュシュが 中学1年生女子中量級
ナノが 小学4年生女子軽量級
で
エントリーしました。
まずは天心
去年は全関東大会を中学2年男子中量級で初優勝
全日本中学空手道選手権(国際大会)
中学2年男子中量級で初の3位
の
初Aユース
と
天心にとって最高の年でした
今年は
関東大会の時
体重を落とし中量級に出るも
スタミナが落ちてしまい入賞ならず
今回の全国大会は体重を気にせず重量級に上げて
試合に挑みました
60kg以上の部
天心は163cm,63kg
重量級で最小
しかも他流では
去年のJKJO
中学男子65kg未満の部のチャンピオンで
去年の国際大会でも2連覇している子と
中学男子去年の65kg以上の部のチャンピオンの子がエントリー
去年ということは
中2の時点でこの子達は
中3を差し置いててっぺんに君臨している強者たち
これはこれは大変であります
しか〜も
初戦は173cm,107kg
107kgですよ107kg
天心と体重差なんと44kg
最軽量VS最重量
みんなが
これはどうなんだ?
大丈夫なのか?
生きて戻ってこれるのか?
でもちょっと見てみたい!!と
注目の中
天心のスピードを生かし
なんと本線で決着!!
なんとか初戦をクリア
そして2戦目
今度はJKJO 65kg以上の部の覇者
170cm,94kg
おいおい
今度も31kg差、しかもJKJOチャンピオン
初戦の子よりももっとギュッとしていて動きも遅くない
しかも力もある
距離を取りつつも必死に攻める天心
後半ラスト30でラッシュをかけるも
相手に若干押され気味
で
結局
本線で敗退
天心の夏が終わりを告げました。
入賞ならず
Aユースワッペンも守れず
残念
しかし
かなりよくやりました。
出し切りました。
やはりこの成長期
中量級と重量級の狭間でどりらにもうまくシフトできない体重の中
この一年必死に頑張りました
動けず負けた中量級の試合より
思い切り出し切って善戦して負けたこの試合
最高に良い経験ができた1年だったと思います。
この悔しさをバネにしてまた1年頑張ってほしいものです。
そして試合結果は
JKJOチャンピオン2人の決勝で
去年の国際大会2連覇の子が
見事3連覇達成
他流派が
優勝、準優勝を取り
中学3年生重量級はAユースなし
という結果になりました。
そしてお次は
ナノ
小学4年生女子軽量級
この階級にはなんと新極真会はたったの3人
ほとんどが他流派の中での戦い
初戦は他流派の4年生で、すでに黒帯の子
もちろんかなり強く
必死に突っ込み食らいつき
なんとか延長
延長でも必死に打ちまくり突っ込みまくり
必死の思いで優勢勝ち
第2戦に駒を進めます。
2戦目も他流の子
しかも今度の子はナノと同じタイプの子で
ナノより大きい
初めてのスタミナ合戦
互角にぶつかり合い延長戦
延長戦もお互いスピード、スタミナのぶつかり合い
後半になり
大きめの相手の子の力が少しずつ勝り始め
かなりの僅差で
ナノの敗退
残念
これだけ出し切って負けたのであれば文句のつけようがない
よく頑張りました。
もっといろんな戦い方を覚えなくてはならない事が
本人もよく分かった試合だったと思います。
来年はユースもかかって来る年
どう、この1年取り組むかしっかりと考えねばならないナノでありました。
結局この階級も
他流派同士
ナノに勝った子が決勝に進み準優勝でした
ん〜外には強い子がたくさんいるのが身にしみてわかりました。
そして最後はシュシュ
去年は
全関東大会で小学6年女子軽量級で初の準優勝
全日本小学生空手道選手権(国際大会)では
小学6年女子軽量級で初の準優勝
そして
初Aユース
天心と同様去年は最高の年でした
そして今年は
全関東大会は中学女子軽量級の部でエントリー
1年から3年までの中、頑張るも一歩入賞に届かず
これもまた天心と同様
今年は未だビッグタイトルはない状態
での
今大会は
全日本中学生空手道選手権
中学1年女子中量級にエントリー
軽量級での体重維持が難しく
中量級に階級を上げてのエントリー
やはり今まで軽量級でやってきたので
階級が上がると人も違えば戦い方も変わって来る
それに加えてた流派派の強い子達も加わって
去年までの
相手のデータや戦略も全く役に立たない中
それでも
去年の戦歴が生きてチャンピオンシード獲得
2戦目より参戦
初戦はりシュシュと初めての顔合わせの子
他流派の子ではなくても初めての中量級
やはりデータはない
しかし他人の心配をよそに
淡々と戦い
シュシュらしく良さを全て消して
本線で快勝
続く2戦目は
前までの試合で圧倒して勝ってきた他流派の子
スピードも早く膝蹴りが強い上パンチも早い
シュシュりも10smほど大きく
中に入って戦うシュシュにはかなり苦戦をしいられそうな相手
前の試合を動画に撮り
何度もチェックするシュシュ
そして
この1年シュシュが課題として来た事
気持ちを強く持つという事
諦めない気持ち
勝った!!
と思って
でも延長戦に突入した時
一気に力が抜けて動けなくなってしまう気持ちの弱さの克服
去年、一昨年共に同じ子に気持ちで負けて
てっぺんになれなかった悔しさを
この1年必死に克服しようと頑張って来た
それを思い出しながら
繰り返し繰り返し動画をチェック
そして
セコンドのオイラに指示して欲しいことを細かく伝え
本人なりの攻略を立て
いざ出陣!!
初めはじっくり様子を見つつ相手を威嚇
相手も手足の長さを活かし
シュシュを中に入れさせない
そして中盤シュシュから中に入りラッシュ
相手もそのスピードに対応
素早く回るもすぐ戻される
それでも
相手の胸に全体重をかけパンチで応戦
結果
本線で決着つかず延長戦
相手の膝がシュシュにガンガン突き刺さる
それを必死に回って回避
飛び込んで下段の蹴りとパンチで応戦
ラスト30
今まで以上にスピードを上げるシュシュ
多少遅れを取り始める相手
去年から1年必死に鍛えたメンタル
最後の力を振り絞り
スピードを落とさず打ち続け試合終了
シュシュの勝利!!
力を出し尽くしなんとか決勝進出
そして決勝の相手
これまた他流派
やはりデータは今日の試合しかない
しかし決勝はすぐ6試合後
その短時間に動画をすかさずチェックするしシュシュ
なにやら一人で
あーだこーだ言いながら作戦を練る
相手の子は
前足を大きく前方に突き出し
膝を曲げながら片足で前に出て相手の胸や腹に打ち込み
相手を飛ばして中に入れないファイトスタイル
で
去年はJKJO小学6年女子40kg未満の部で3位になってる強敵
小柄なシュシュにはとてもやりづらいタイプであることは間違いない
ただ
準決勝で戦った子よりはスピードがなさそうに見える
そこをキーポイントになにやら秘策を練ったらしく
いざ出陣
準決勝と同じくして
まずは相手の前蹴りが入らない様距離を取りつつ威嚇
今大会シュシュは
威嚇するのが好きらしい
で
前蹴りを回避し
ここからはシュシュが相手の良さを消して自分のペースを握って攻撃
しかしさすがに相手はうまく
長いことシュシュに有利な時間を持たせることはせず
パッと後ろに下がりすかさず前蹴り
お互い出入りを繰り返しラスト30両者ラッシュを仕掛ける
最後の最後
シュシュが相手乗っ前蹴りを受けてしまい飛ばされる形でタイムアップ
しかし
引き分けの延長戦
本線同様
相手は執拗に前蹴りでシュシュを中に入れさせない
中に入れば膝を出し隙を見て前蹴りでシュシュを飛ばす
それにめげず何度も中に入るシュシュ
徐々に中に入れる時間が長くなるも
相手の膝がシュシュの攻撃を阻止
そしてラスト30
相手が最後畳み込みに入るも
シュシュのスピードが上がらない
周りも必死に
シュシュ上げろ〜!!
ラスト30最後だぞ上げろ上げろ〜!!
しかしシュシュのスピードは上がらない
ラスト20〜ラストだよラスト〜!!!
しかしそのままのペースで戦うシュシュ
気持ちだよきもちぃ!!!
もう最後なんだよ〜!!!
ラスト15〜
ラスト10〜!!!!!!!!!
と
一気にシュシュのスピードが上がり
相手のスピードが落ち
ラスト10秒
で
相手の動きは止まりて最後は防戦一方
結果
全員一致で勝利!!!
よっしゃぁ!!!!
かっタァ、優勝ダァ!!
とうとう
てっぺんとりました!!
日本一です
文句なしのAユース
やっとやっと掴み取った全国大会制覇!!!
シュシュおめでと〜!!!
試合後に
そういえばラスト30どうした?
と聞くと
あれは作戦だったらしく
相手の攻撃があまり効かないと知り
ダメージを追わないだろうと考え
わざとラッシュをかけず
相手に攻撃が効いたと思わせ
一気に体力を使わせ
疲れたところを見切って最後畳み込んだということで
もし疲れきってなかったとしても
スピードは明らかにシュシュの方が早いから行けると踏んだそうで、、、
刻一刻と変化する試合の中で
こいつはそんなことを考えてるんだと
親ながらちょっと感心してしましました。
というか
ナノはまだ4年生だからともかくとして
天心にはまだそういう考え方が出来ない
というより
まだそんなことを考える余裕がないというのが現状なのか?
なるほど
これがてっぺん捕れる奴との差なんだなと
実感させられた次第でございます。
そして
やはり
流派なんてものは関係なく
強い奴が強い!!
という証明が出来た最高の大会だったと思います。
しかも自分の子供が証明してくれたとはこれほど幸せなことはない。
そして何より
新極真会という極真空手の中で
一番大きい組織が
外に向かって門を開くというのはとても勇気のいることだと思うのです。
極真空手をオリンピックにしたい
それには
自分たちの損得勘定に動かされず
今ではなく未来を見据えた上での最善な行動
そんな意志の強さを緑健児代表から感じ取ることができた大会とともに
勝っても負けても
この大会は極真空手にとってとても大きな一歩になったのではないかと思います。
ん〜
なんだかすごく
大それたっぽい感じになってしまいましたが
兎にも角にも
シュシュ
日本一おめでと〜!!
2連覇に向かって頑張りましょ〜!!
そして
天心
ナノ
も
よく頑張りました。
思い切り出し切れた次へと繋がるいい試合だったと思います。
来年は優勝目指して頑張りましょ〜!!
そして皆様
こんな
単なる家族ネタに
最後まで付き合っていただきありがとうございました。
ーおしまいー