癖は
立派な個性である。
むやみに直そうとしたり、嫌がったり、消したりするものではない。
自分の癖は
そこから学ぶか
活かすものである。
癖が良くない方向に出ている場合は
癖から学ぶべし
癖には必ず背景がある
癖を消すことを考えるのではなく
その癖が出るに至るまでの理由を紐解き
原因を修正する
そうすれば自ずと良くない癖はなくなり良い癖だけが残ってくれる。
そもそも癖というものは
自分が無意識に楽するためや、より使い勝手を良くする為に
現れるものである。
その具現化された動きや考える方向性自体を無くしてしまう事は
自分のバランスを壊してしまう行為である。
良くない方向に出ている癖は
必ず
自分を守る為に出現しているものである。
故に
その癖を消そうとすればするほど
癖が強くなる。
それでも強引に癖を止めさせれば肉体や精神が壊れていってしまう
なんのためにその癖が出ているのか?
何を守ろうとしているのか?
何を苦しんでいるのか?
しっかりとそれを理解し原因を改善するべきである。
何をもって普通なのかという事自体が難しい事ではあるが
一般的な動き、考え方ではない
と言ったものが癖というのであると思うのだが
例えば
スポーツをする上で
基本的動作や理想的なフォーム
そこから逸れると癖が出ているという判断になる。
もちろんスポーツだけではなく全ての事において
マニュアルであったり、基本の動き、考え方と言われる事は
誰もが一定の水準に至るまでの大切なガイドラインではあると思うのだが
全ての人間はクローンでない限りは
全て同じなものはいない。
癖は立派な個性である。
基本癖は活かすべきである。
その癖が他人の目から見て良いものなのか悪いものなのかではなく
自分が良いと感じるか悪いと感じるかで
楽なのか?辛いのか?なのである。
良い、楽、と感じる癖は大いに伸ばし
良くない、辛い、と感じる癖はその癖の原因を探り
原因と向き合い修正すべきところは修正し良いところを残し伸ばす。
自分の癖をうまく活かす事が出来れば
良い方向で自分だけのやり方を身につける事が出来るようになるであろう
自分の持っている癖は
立派な個性である
ーおしまいー